昨年の覇者が挑む連覇

メイショウタバル(牡5、栗東・石橋守厩舎)が第67回宝塚記念に出走する。昨年7番人気で波乱を演出した覇者の連覇挑戦だ。

鞍上は武豊騎手。このコンビで昨年の宝塚記念を制している。

メイショウタバルの最近の成績

日付レース着順人気オッズ上り
2026.04.05大阪杯(GI・芝2000m)2着3人気4.8倍35.6
2025.12.28有馬記念(GI・芝2500m)13着4人気5.8倍36.7
2025.11.02天皇賞秋(GI・芝2000m)6着5人気8.6倍33.1
2025.06.15宝塚記念(GI・芝2200m)1着7人気11.4倍36.0
2025.05.11京都新聞杯(芝2000m)2着2人気

大阪杯でクロワデュノールの2着(0.1秒差)に健闘。しかし有馬記念では13着と大敗。天皇賞秋も6着。G1での波の激しさが特徴だ。

宝塚記念の連覇はどれくらい難しいか

過去11年(2015-2025)の勝馬と翌年の成績を調べた。

勝馬人気翌年出走翌年成績
2015ラブリーデイ6人気
2016マリアライト8人気なし
2017サトノクラウン3人気なし
2018ミッキーロケット7人気なし
2019リスグラシュー3人気なし
2020クロノジェネシス2人気1着連覇達成
2021クロノジェネシス1人気なし
2022タイトルホルダー2人気なし
2023イクイノックス1人気なし
2024ブローザホーン3人気
2025メイショウタバル7人気出走

連覇達成はクロノジェネシス(2020-21)の1頭のみ。 しかもクロノジェネシスはG1を4勝した歴史的名牝。メイショウタバルのG1勝ちは宝塚記念の1勝のみ。実績の差は大きい。

連覇が難しい理由

  1. ファン投票の圧力 — 覇者として1番人気になることが多く、馬券的な妙味がない
  2. 春の消耗 — 大阪杯や天皇賞春を使った馬は、ローテーションの積み重ねで疲労が蓄積
  3. メンバーの質 — 宝塚記念はG1馬が多数揃う。昨年の「奇跡」は再現しにくい

メイショウタバルの好材料

1. 阪神2200mへの適性

神戸新聞杯(芝2200m)を1着、宝塚記念(芝2200m)を1着。この距離・コースでは実績十分。

2. 大阪杯2着の内容

クロワデュノールに0.1秒差の2着。上位2頭がそのまま宝塚記念に向かう構図で、実力の裏付けはある。

3. 武豊騎手との相性

昨年の宝塚記念を一緒に制したコンビ。大舞台での武豊の手腕は説明不要。

懸念材料

1. G1での波の激しさ

菊花賞16着、皐月賞17着、有馬記念13着。G1での大敗が目立つ。阪神2200mで空が開くタイプか、それとも通用しないかの両極端。

2. 上りの遅さ

大阪杯の上り35.6は、1着クロワデュノール(34.9)、3着ダノンデサイル(34.9)と比較すると0.7秒遅い。瞬発力勝負になると分が悪い。

3. 昨年は「展開が向いた」

昨年の宝塚記念は7番人気。決して圧倒的な力で勝ったわけではなく、流れが向いた面が大きい。今年はメンバーが揃っており、同じ展開になる保証はない。

結論:馬券には絡むが、連覇は厳しい

クロノジェネシス以外に連覇馬がいない事実が物語る通り、宝塚記念の連覇は極めて難しい。メイショウタバルの阪神2200m実績と武豊騎手の存在はプラスだが、クロワデュノール、ダノンデサイル、レガレイラ、ミュージアムマイルの壁は高い。

3着候補としての評価が適切。 大阪杯2着の実績を考えれば馬券圏内の可能性はあるが、本命には推せない。


データソース:JRA公式、netkeiba(2026年6月10日時点)