2026年9月5日(土)〜6日(日)、札幌・中山の2場で計72レースが行われた。結果から先に言うと、AIの1着予測は当たった。だが馬券はほぼ当たらなかった。AI1位的中は8レース中1レース(12.5%)にとどまり、wide回収率は4.3%。投資22,800円に対する回収は990円、損益は▲21,810円。この「1着は当てられるのに馬券にならない」という乖離が、今週は極端な形で表れた。レースごとに検証する。

週末サマリー

項目今週の数値
AI1位的中1/8(12.5%)
AI上位3頭のうち3着以内5/8(62.5%)
スコア相関0.234
wide回収率4.3%
収支▲¥21,810(投資¥22,800/回収¥990)
  • DRIFT判定: DRIFT(回収率4%<閾値、スコア相関0.23<0.30)。4週連続の兆し
  • 全レースに「投資非推奨」フラグ(小頭数または大穴乱戦)が付いた週でもあった

札幌2歳S(G3)── 1着は完璧に当てた。馬券は外れた

AI1位はショウナンガレオン。1番人気に支持された通り、2着コスモハナミズキに3/4馬身差で逃げ切り1着・的中。2位に7番人気ランダムナンバーを評価するなど、評価の方向性は正しかった。

ところが推奨していたwide3点(2-5、2-8、5-8)は、3着以内に入った組合わせを1点も含んでいなかった。1着(2番)と組んで配当になったのは4着の4番と3着の3番。AIは「ショウナンガレオンが勝つ」ことには当てられたが、「2着3着に来るのはどの馬か」を外した。結果、ワイド2-4=160円すら拾えず、この1点の逆さで札幌2歳Sは丸損。

セントウルS(G3)── 激やせの教訓と、唯一のBOX的中

日曜最終予測でAI1位に浮上していたファストネットワーク(香港馬)は、報道通り体調評価がマイナス28に落ちた馬。レースでも目に見えて動かず大敗した。「最終予測での1位浮上」が裏目に出た形だが、逆に言えば体調情報を織り込めていないことが数値として証明された。出走馬の体重減・稍重という条件面の重み付けは今後の課題として残る。

一方で、AI2位ピューロマジック(2着)、3位ママコチャ(3着)、4位フリッカージャブ(1着・1番人気)──上位4頭がすべて着順上位を占め、上位3頭BOXは的中。ワイド3-9=330円を回収できた。1番人気のフリッカージャブをAIが4位まで評価していたのは「価値+3」の形で出ていた好例。

紫苑S(G3)── 重馬場がAIを上回った

勝ったのは6番人気マスターソアラ(2:03.5・重馬場)。AIは7位評価だった。軸に据えた1番人気ドリームコアは3着に健闘し、5位サムシングスイートの2着も拾ったが、1着を外したため三連系は不発。稍重〜重という马場状態が示量大きく、荒れシグナルが出ていたレースだけに「非推奨」フラグの妥当性を裏付けた。

その他の注目レース

  • 京成杯AH(G3): 10番人気ピコローズが19.6倍で勝利。AI1位エコロブルームは2着、2位ファンダムは4着。10番人気の勝ち馬をAIが10位に置いたのは惜しかったが、1着2着をAI上位2頭で囲めなかったのは痛い
  • エニフS: AI4位ゴッドブルービー(5番人気・7.0倍)が勝利。1位ルークススペイは4着。これで2着当日予測は完全に消えた
  • セプテンバーS: AI1位パクスロマーナが3.8倍で1着・的中。土日通じて2本目の1着的中

DRIFT判定: 4週連続の兆し

今週の週次モニタリングで再びDRIFT(回収率4%<閾値50%、スコア相関0.23<0.30)が判定された。前々週0/5、前週0/5、そして今週1/8。回収率の低迷は続いており、これは「たまたま当たらない週」の連続というより、モデルの順位付け能力そのものの劣化を示唆している。

月曜の再訓練を試みたが、新モデルのCV(0.644)は現行(0.6464)を下回り据え置き判断。CV数値が頭打ちの中で実戦精度が落ちている以上、次は特徴量の見直しに着手する。特に体調・馬場状態・展開要因の特徴量追加が急務だ。

まとめ

1着は8R中1R(札幌2歳S、セプテンバーS含む計2回)当てられたが、wide回収率4.3%という数字が示す通り馬券として成立しなかった週。AIは「勝ち馬の特定」にはまだ力を持ち、「2着3着の特定」で崩れている。次週はこの着順構造の改善を優先する。

※本記事の収支は「フルボックス参考値」での集計です。実際の買い目は各レースの「投資非推奨」フラグに従い減額・見送り運用を推奨しています。